梅は咲いたか 桜は・・・咲いてる!
熱海は1月から2月にかけて梅園を訪れる観光客で賑わいますが、同じ時期に桜も満開を迎えます。早咲きのあたみ桜という品種です。2月の始めに旅の仲間たちと車で出かけてきました。
梅園の横を通って市街に入り、糸川橋近くの駐車場に入りました。糸川橋脇にはあたみ桜の基準木があり、桜並木が続くこの川沿いがさくら祭りの会場になっています。中国語の会話が聞こえるなか、タイの人かな?一人旅の女性に撮影をお願いされたりしながら桜並木を端まで歩いた後、熱海七湯の間歇泉などに寄りながら駅前まで行き、和菓子店にて最中を購入。
程よい甘さの粒餡に桜の塩漬けが一輪入っており、食べ進めて桜にたどり着くと香りと塩味のアクセントが楽しめます。最中全体の厚みはそれほど無く、個装の淡い色合いとともに品のいい仕上がりになっています。塩漬けには梅酢が使われているようです。
桜の下で剣舞を堪能
さて、このさくら祭り、週末には日替わりでちょっとしたイベントが催されています。剣舞があるというので、開始時間に合わせて予定を組みました。音楽が鳴って、色鮮やかな振袖に黒の男袴を着けた女剣士が登場すると殺陣が始まりました。男性は煌びやかな袴で扇の舞を披露。演歌に合わせた芝居的な演目もあり、刀の他にも小太刀や槍も登場して、最後は全員で大立ち回り。雅魅(みやび)という殺陣パフォーマンス集団でした。なかなか楽しかったですよ。
駅前から再び糸川沿いを通り、途中でふるまわれていた桜湯を頂きました。ふと見ると桜の密を吸いに集まっているメジロに皆がカメラを向けています。こんな人混みでもメジロは来るんですね。この後は伊豆半島東岸を南下して伊東市へ向かいました。
あたみ桜
御菓子処一楽 静岡県熱海市田原本町5-5 0557-85-7222 不定休 1個220円
熱海駅前の平和通り名店街のほぼ中央にあります。季節によって数種類がある浮島生地を使った和菓子や大福の他に、米粉ドーナツや熱海檸檬などの焼き菓子やプリンなどもあります。駅からは徒歩2分です。