大河原最中 鰐口:宮城県大河原町

みちのく車旅

青森・秋田の五能線の一人旅を計画していたところ、旅の仲間がアントニオ猪木家の墓に行きたいということで車旅に変更。一気に青森までは遠いので、宮城県に入ったところで白石インターで東北道を降りて大河原町に寄りました。

街中に入る前に日本武尊を祀る大高山神社に参拝。小さな神社ですが571年に創建された歴史ある神社で、鎌倉時代の鉄九輪塔や室町時代末期に渡来した南蛮鉄の鳥居を見学しました。また、ここには青銅製としては東北地方最古の鰐口が保管されていて、国の重要文化財に指定されています。鰐口とは社寺の軒下に掛けて、前に垂らした綱で打ち鳴らすもので、神社の本坪鈴のようなものです。

73.大河原最中鰐口

鰐口を模った最中は2017年末に発売されました。画像の粒餡、ごま餡の他に、桜の季節には緑色の皮種の桜餡もあります。つぶし気味の粒餡は上品な程よい甘さ。ごま餡の皮種は緑っぽく写っていますが実際は灰色で、白黒ブレンド餡に練った黒ごまが入っています。

白石川の桜と鳥たち

次に大河原公園前のリバーパークに行ってみました。大河原町と隣の柴田町を流れる白石川には桜堤があって、両町とも一目千本桜と名付けています。この季節は花は終わっていますが、車を降りた途端に桜葉の香りに包まれました。水際まで行けるなだらかな階段があり、冬には白鳥を間近で見られるようです。この日はカッコウ、雉、鶯、燕、鴨の声がしていました。

73.大河原リバーパーク

滞在時間は短かったのですが、リフレッシュできました。この後、街中で最中を購入して白石インターまで戻り、宮城県を縦断して岩手県一関市で泊り、旅の初日を終えました。

大河原最中 鰐口

菓子匠喜多屋 宮城県柴田郡大河原町大谷字末広55 0224-52-1577 無休 1個130円+税
おおがわら桜まつり会場の近く。和菓子職人の兄と洋菓子職人の妹の店で、どら焼きから上生菓子、たぬきケーキからガレット・デ・ロワまでと幅広い和洋菓子があります。駐車場は隣に6台分。