茶もなか:長崎県佐世保市

レア度満点!洞窟ミュージアム

長崎県北部の旅の第2回は、平戸城入口のバス停からです。平戸を後にし佐世保市吉井で下車。まずはポットホール公園へ。岩の窪みに入った石が水流で動くうちにできた穴が200mほどの範囲にいくつもありました。

そしてついにやって来ました福井洞窟ミュージアム。3.5km離れた場所にある福井洞窟に関する入場無料の施設です。原寸大に再現された発掘現場に5分の映像が投映され、古代人の様子が影で表現され、洞窟の成り立ちを分かりやすく解説。別コーナーでは古代人に扮した人が黒曜石のナイフの替え刃を無言で取り付ける映像に目が釘付け。最後にマンモスの絵の前で槍を構えて記念撮影し、グッズの測量野帳を購入。再びバスに乗り世知原(せちばる)に向かいました。

91.茶もなか

茶葉の形の皮種は隣の佐賀県産の米を使い、世知原産の抹茶と緑茶入りの少し甘めでとろりとした餡が入っています。5個入りパックでの販売ですが、通信販売では2個入りもあります。

茶どころ世知原と軍港佐世保

世知原ではいくつも残る石橋のひとつを見て、炭鉱資料館に立ち寄り、最中店へ。寒暖差があるのでおいしいお茶ができるとのことで、女将さんに教えてもらったお茶の店に行ってみました。店で出してくれたお茶は甘くて旨味と渋みの調和がとれた味。世知原茶は並みいる有名茶処を押さえて全国一になったこともあるとか。折角なので最高級品を購入しました。

91.佐世保の自衛艦

この後中心街までバスで戻り、海上自衛隊のセイルタワーを見学し、一直線アーケードでは日本最長の商店街を通って松浦鉄道に一駅だけ乗車。佐世保駅にて佐世保バーガーを食して二日目を終了。翌朝出発前に、工事現場越しになんとか自衛艦を撮影。この後自衛艦の後ろを通って巨大客船MSCベリッシマ号が入港。工事がなければ自衛艦と客船、海上保安庁巡視船を同時に撮影できたかも。ハウステンボスだけじゃない、盛りだくさんの佐世保でした。

茶もなか

冨重製菓 長崎県佐世保市世知原町中通127 0956-76-2119 日曜定休 5個550円
中通りと槍巻バス停の中間にあります。世知原茶を使ったカステラやブッセなどの和菓子の他に小豆餡の茶ドーナツや茶パウンドケーキも。通信販売もしています。駐車場はありませんが、店前に停めても大丈夫そうです。

平戸城もなか:長崎県平戸市

佐賀から長崎北部へ

今回は新幹線と特急を乗り継いで佐世保までのひとり旅です。佐賀県の有田市で途中下車し、陶器の鳥居がある陶山神社や磁石場跡を巡り、下調べで一目惚れしたモダンな有田焼を1点購入。再び電車を乗り継いで佐世保にやって来ました。これで一日目は終了。二日目は佐世保を拠点に平戸市と佐世保市山間部を回ります。

90.平戸城もなか

天守を模った皮種に、北海道産大納言を程よい甘さに炊いた小豆餡が入っています。シンプルなパッケージの正統派最中です。

日本初の西洋貿易の地

二日目はバス旅です。佐世保駅前から北上し、平戸大橋を渡り、終点の平戸桟橋まで2時間弱かかりました。松浦資料博物館では狩野探幽の獅子の屏風や豪華な螺鈿の品々の他、伊能図を筆頭に古地図が多数あります。建物は平戸松浦氏の武家屋敷で三浦按針ことウィリアム・アダムズも出入りしていたそうです。

90.平戸城からの眺望

時間が押してしまったので、急ぎ足でザビエル記念教会を外から眺め、英国商館通りを通って最中店に寄り、平戸城へ。平戸港の対岸に立つ平山城です。復元天守では歴史体験展示、懐柔櫓では城泊ができ、今年5月には乾櫓にランチレストランがオープン。なかなか力を入れていますね。上の画像は見奏櫓越しの眺望です。城内の平戸つつじは8分咲きでした。

平戸城もなか

菓子処津乃上 長崎県平戸市魚の棚町300 0950-22-3021 不定休 1個140円
英国商館通りの続きの裁判所通りから城へ続く袋町通りへと曲がった所です。最中の他に牛蒡餅とレモンケーキも評判のようです。すぐに食べようと買った「やぶれ万十」には薄い経木が敷かれていました。隣に駐車場2台分あります。