人呼んで、動く陽明門
2日目は会津若松からです。鶴ヶ城の北東へ2.5kmほどの飯盛山に白虎隊自刃の地があるのですが、その隣のさざえ堂を訪れました。三層の二重螺旋構造で、正面入り口から上っていくと、最上階を折り返し無しで回って裏の出口へ下りていく仕組みです。全国で5棟が現存するうちの一つでした。
会津若松の次に訪れたのは栃木県の鹿沼市です。日光東照宮の造営に携わった彫り物師たちが鹿沼に留まり彫刻屋台を作ったそうで、動く陽明門と呼ばれる屋台の数々が修復や再建、新作されたりして今にその姿を受け継いでいます。27台が集まる今宮神社の屋台伝承行事はユネスコの無形文化遺産に登録されています。屋台は保管場所にて公開しているものがいくつもあり、今回はそのうちの2ヵ所に寄りました。
屋台を模った最中は大中小と3種類のサイズがあり、画像は中と小です。大は予約が必要です。甘さ控えめの粒餡にハチミツが足されています。小は柚餡もあります。
鹿沼土とサツキ
最中店のすぐ近くにある木のふるさと伝統工芸館には華やかな石橋町の屋台(下の画像参照)が展示されています。入館は無料で鹿沼組子の展示もあり、有料で組子体験もできます。もう1か所行ったのは屋台のまち中央公園の彫刻屋台展示館。こちらは入館料200円で3台の屋台があり、時代が異なる屋台の特徴や彫刻で表されている事柄などをガイドの人が説明してくれます。
鹿沼は特産の鹿沼土を使ったサツキの栽培が盛んです。ちょうどサツキの時期ということもあり、鹿沼花木センターへ。あいにくの雨でしたがなかなかの人出。盆栽カフェの苔玉スイーツは売り切れで、旅の仲間の一人は花畑オムライスを注文。他の人は鹿沼やきそばの店でテイクアウェイ。物産販売所で鹿沼土、赤玉土、腐葉土を模したクッキーを購入して帰りました。
追記:行きがけの新潟市内で綺麗な色の鳥が飛んでいるのを目撃。朱鷺色だ、綺麗だなと眺めてハッとしました。もしかして朱鷺!?大きさからしても、あれは朱鷺だったのではないかと思っていますが、どうでしょう?
元祖屋台最中
御和菓子司松月 栃木県鹿沼市麻苧町1550 0289-64-2558 木曜定休 大・中・小:1個400円・200円・100円+税
市役所や今宮神社から300mほど南の県道14号沿いです。まんじゅうや芋羊羹、桃山のサツキの里などあります。水まんじゅうも評判のようです。駐車場は2軒右隣の足利銀行駐車場の中に6台分あります。