稲荷の狐と商売繁盛
豊川市と言えば豊川稲荷ですね。今年の4月に行って来ました。
門前には稲荷寿しやきつねうどんの店が立ち並んでいて、油揚げで鶏の唐揚げをはさんだ「おきつねバーガー」なんてのも売られています。
まずは門前通りで油揚げの醤油焼きに海苔を巻いたものとお稲荷さんを何個か買い食いし、宝珠まんじゅうを土産に買ってから、門前通りの隣の一画へ。
ここで入手したのが小豆餡の「こん吉もなか」と白餡の「五縁もなか」。
稲荷だもの、やっぱり狐ですよ。そして五円とご縁をかけた最中。
五円玉には稲荷の象徴でもある稲穂もデザインされてますしね。最中の横の赤いマークは商品名の帯の後ろについている宝珠です。
皮種は少し薄めで餡はほどよい甘さです。五縁もなかは最初はゴマ餡だったようですが、2018年4月時点では白餡になっていました。
実はお寺なのです
ところでこの豊川稲荷、りっぱな鳥居もあって、お稲荷さんを祀っているのかと思いきや、実は曹洞宗のお寺なのです。境内を守る吒枳尼天が稲穂を担いで狐に乗っているので、お稲荷さんと同一視されるようになったそうです。
境内には企業やお店が商売繁盛を祈願して奉納した赤い千本旗がずらりと並び、その一番奥には霊狐塚があります。赤い前掛けをしたお狐様たちの像で埋め尽くされた、なんともミステリアスな一画ですよ。
こん吉もなか 五縁もなか
穂の国本舗(豊川稲荷前旭町店) 各160円
愛知県豊川市旭町14 0533-86-3771 金曜定休
豊川稲荷の山門を出て、商店街に沿って右に行き、信号を渡ったところです。