崋山最中・報民倉:愛知県田原市

崋山もなか報民倉

飢饉に備えた報民倉

1833年から4年間、全国的に大雨による洪水や冷害が続き、農作物が大打撃を受けました。天保の大飢饉です。各地で多数の餓死者がでて一揆などが起こりましたが、田原藩では一人の餓死者もでませんでした。それは田原藩家老の渡辺崋山が飢饉に備えて建てた備蓄倉庫「報民倉」のおかげだったのです。

これによって幕府より表彰されていますが、渡辺崋山がどんな人物かあまり知られていないですよね。敏腕家老だったのだろうと想像はつきますが、蘭学者たちの指導者的立場だったり、海防について詳しいながら密かに開国を願っていたとか。また文人画家として谷文晁に師事し、自らの弟子には椿椿山らがいます。そんな崋山を誇りに思う田原市の銘菓がこちら。

崋山もなか
崋山もなか報民倉

米俵形の皮種に餡が入っているものと、自分で餡を詰めるタイプの崋山最中「報民倉」があります。薄緑色に色付けされた滑らかな白餡に、少し混ざった小豆の粒餡が互いの風味を引き立てあっています。報民倉は陶器の壺入りの餡と皮種が6個入っています。

田原市は崋山推し

田原市のある渥美半島は花の栽培が盛んですが、花の季節には少し早い時期に田原市へ行ってきました。田原市の観光地スポットと言えば伊良湖岬ですが、今回は半島の付け根に近い市街地にある崋山神社や田原城跡を巡ってきました。

渡辺崋山の銅像

中心地の大通りから脇へ入ると、すぐに田原城跡が見えてきます。巴形の湾に面していたことから別名「巴江城」。再建された大手門と二の丸櫓の奥には崋山の作品などが見られる田原市博物館があり、本丸と三の丸には神社が建っています。城の隣には、崋山神社、崋山会館が並んでいます。さらっと見学して、さらにその先の崋山の幽居跡と銅像がある池ノ原公園へ。抹茶とお菓子が300円という案内板に心惹かれながら静かな公園を散策しました。

崋山最中・報民倉

冨貴屋 愛知県田原市田原町築出57-13 0531-22-0248 月曜定休 崋山最中1個129円 報民倉1,300円
中心街の大通り沿いにありますが、駐車スペースあります。洋菓子も販売していて、店内で食べることもできます。報民倉は道の駅「田原めっくんはうす」でも販売しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です