製造終了と復活最中

なんてこった!製造終了

全国の最中情報を探っていると廃業してしまった店の情報も出てきます。最中旅が休止中なので、特別企画として今や手に入れることができなくなった最中をいくつか紹介します。

・天文台もなか:山口県浅口市
国立天文台に因んだ最中でしたが10年前に閉店。2年前には京都大学の天文台もできたというのに・・・。復活希望。

・カニ最中:愛媛県鬼北町
地元の川に生息するカニに因んだ最中。いつの間にか閉店したようです。愛媛の最中旅で行く予定だったのに残念。

・ふじもなか:静岡県磐田市
熊野御前(ゆやごぜん)お手植えの長藤に因んだ最中。2年前に閉店。藤色の餡の最中でした。近くだったのに一度も食べたことなく、泣ける。

・蜆塚最中・静岡県浜松市
縄文時代後期の貝塚に因んだ最中。数年前に閉店したようです。遺跡と博物館には数回行ったことがあるのですが、竪穴式住居の形の最中について知った時には既に遅し。

復活を遂げた最中

2年前の4月だったでしょうか。静岡市の大井川上流の井川で売られている最中を買いに行こうとした時のことでした。念のために行く前に電話をしてみたところ、店のご主人が2か月ほど前に亡くなられ、廃業してしまったとのこと。井川メンパ(曲げた桧に漆を塗った弁当箱)の形をした最中は幻となってしまったのかと、がっくりと肩を落としたのでした。

ところが今年の4月下旬にこの最中が復活したとの情報が入ってきました。井川振興会の有志らがこの地元銘菓を復活させたのです。販売は5月1日から始まっていますが、当面は通信販売のみです。そのうち井川ビジターセンターなどでの販売を考えているそうです。この最中の名前は「メンパ最中てしゃまんく」。「てしゃまんく」については通常の最中旅のブログ記事にていずれ紹介します。