銭形平次のタイトルバック
四国の一人旅を計画していたところ、いつもの旅の仲間が行きそびれた場所があるというので参加することに。車での二人旅となりました。昼前にのんびり出発し、瀬戸大橋を渡ったところで一泊し、観音寺市に向かいました。
観音寺市と言えば銭形砂絵。テレビ時代劇「銭形平次」のタイトルバックにこの巨大な寛永通宝の砂絵が使われているので、時代劇ファンにはお馴染みですね。砂絵の向いの丘に駐車場と展望台があって、少し高い位置から全貌を眺めることができます。年に2回市民の手で補修され、夜にはライトアップされるという砂絵の最中がこちら。
寛永通宝の最中です。砂絵があるのが海岸なのでパッケージには海と松が描かれています。程よい甘さの小豆餡ですが、密封パックに入っていて賞味期限が長いためか、日にちが経っていたようで、餡は硬く砂糖が結晶しかけていました。
旅装束の僧、法螺貝を吹く
この砂絵はてっきり観光用かと思っていましたが、1633年や1855年と諸説あるものの、江戸時代に作られたれっきとした歴史遺産でした。銭形展望台で車に戻ろうとした時、旅装束のお坊さんの一団がやって来て、居合わせたお遍路さんが写真を撮っていました。その後すぐに去って行ったのですが、直後に法螺貝を吹く音が聞こえてきたではありませんか!短い時間でしたが非日常の出来事に遭遇してラッキーな気分でした。
展望台から下って砂絵の前を過ぎると道の駅があります。ここには祭りの太鼓台が展示されていて、映像も流れていました。大きいものは3トンもあるという「ちょうさ」と呼ばれる豪華なもので、太鼓をたたいて引き回します。ちょうさ会館に行けば詳しい解説や展示が見られます。祭り期間中は交通規制のため銭形砂絵への道が封鎖されることがあります。旅の仲間はこれで前回砂絵が見られなかったと言っていました。
銭形最中
白栄堂 香川県観音寺市観音寺町甲1125-7 0875-25-3888 木曜定休 1個170円
和菓子部門は古い雰囲気の造りの店舗で和田邦坊の作品がいくつか置かれており、奥には茶房と洋菓子部門の店舗があります。店の横に8台停められます。