旧大宮市の盆栽村
大宮の鉄道博物館へ行く知人のグループに便乗してさいたま市へ行って来ました。鉄道博物館の前で二手に分かれ、我々は盆栽村へ。住宅街の中に盆栽店が点在している地区なので、休憩所として利用できる盆栽四季の家に駐車して付近を散策しました。
12月の初めだったので街路は紅葉で彩られていました。風情ある盆栽店の門をくぐると、大小様々な盆栽が並んでいます。盆栽教室の日だったらしく幾人かが店の奥へと入って行きます。最近は若い人にも人気があるそうで、通信教育もやっているとか。そんな盆栽村の名物最中がこちら。
松の盆栽の皮種に入った餡は粒が残り気味で甘さ控えめ。写真の焦がし種の他に、白い種の抹茶餡、ピンクの種の白餡もありました。やっぱり香ばしい焦がし種がおいしいですね。
盆栽業者が集団移住
関東大震災をきっかけに東京小石川の盆栽業者が移住したのが始まりだそうで、盆栽村組合が作られ、盆栽村に住むためのルールが制定されました。
1 盆栽を10鉢以上もっていること
2 門戸を開放し、誰でも見られるようにすること
3 家は二階屋ではなく平屋にすること
4 家の囲いは生垣にすること
今は盆栽店が5店ほどになってしまい、普通の住宅街になっています。
盆栽村の近くには大宮盆栽美術館があり、樹齢何百年なんていう立派な盆栽を見ることができます。館内は撮影禁止ですが、一部の展示とロビーは撮影可能。上の写真はロビーに飾られていた季節の盆栽、椿です。ショップでは青龍と銘が付いた五葉松の盆栽が描かれた手拭いを購入しました。
盆栽最中
大成屋 埼玉県さいたま市北区東大成町2-260 048-663-2692 木曜定休 1個140円
盆栽村に一番近い店です。信号近くなので車の出入りがちょっと難儀。盆栽最中は大宮の和菓子店数店で作っていて、それぞれの店の餡を入れて販売しています。 デパートに入っている店や日曜定休の店もあるので都合に合わせてどうぞ。