海老いも最中:静岡県磐田市

53.海老いも最中

最中&ハイキングシーズン始まる

中秋が過ぎ、爽やかな季節になりました。最中シーズンの到来です!ハイキングにもいい季節なので、親戚の子供を連れて5人のパーティーで近くの低山に出かけました。断崖に張り出した岩が獅子の顔のような形をしている獅子ヶ鼻公園です。

獅子ヶ鼻がある磐田市の豊岡地区は海老芋の一大産地です。海老のように曲がった形に縞模様が入った里芋の一種で、ねっとりとした食感の高級食材です。京芋とも呼ばれる京野菜ですが、全国の生産量の8割は磐田産で、特に豊岡地区が生産の中心になっています。9月20日頃から収穫が始まりますが、まだ量が少なく、地場産品の店にしか出回っていないので、朝早くに売り切れてしまいます。

53.海老いも最中

そんな海老芋を最中にしたのが、こちらです。小振りに見えますが、丸々とした海老芋の形の皮種の中には餡がたっぷり入っています。程よい甘さの粒だった小豆餡と滑らかに練られた白餡の2種類があります。

蟻の戸渡り

獅子ヶ鼻公園 には遊歩道や吊り橋、フィールドアスレチックがあり、この公園内を歩くだけでも、ちょっとしたハイキングになりますが、今回はその先のトレッキングコースに行ってみました。途中まではハイキングだったのですが、「蟻の戸渡り」方面に進むと、道は次第に険しくなり、後ろ向きに這って下りなければならないような場所も出てきました。遭難時に場所を知らせる番号や危険注意の看板などを過ぎ、「蟻の戸渡り」のすぐ下まで来ましたが、木の根を掴んで上るような崖を前に、軽装の我々は引き返すことを決断したのでした。

53.獅子ヶ鼻

この写真は隣の稲荷神社の展望台から獅子ヶ鼻を撮ったものですが、獅子はどこに?東屋の屋根が見えていますが、そこから右へ目を移すと細長い柱が立っているのがわかりますか?そこが獅子の頭の上です。昔は口を開けた獅子の横顔がよく見えたのですが、今は樹々が伸びて顔を覆ってしまい、鼻先くらいしか見えなくなってしまいました。

海老いも最中

大阪屋 静岡県磐田市上野部563-13 0539-62-2338 月曜定休 1個120円
天竜浜名湖鉄道の上野部駅から南へ200mほど。県道40号が天竜川に向かってカーブする外側になります。青い日除け幕が目印です。ロールケーキが人気で、獅子ヶ鼻に因んだマドレーヌやブッセもあります。店の前に1台駐車できます。