カワウソもなか:愛媛県愛南町

68.カワウソもなか

愛南の宝、ニホンカワウソ

宇和島市からさらに南下し愛南町にやって来ました。宇和島からは40kmほどですが、電車が通っていないので車で来られてよかった。道中の珍しい地名に昔の出来事を想像し、リアス式海岸に点在する小島の景色を楽しみながらのドライブでした。

まず向かったのはカワウソの最中店です。ニホンカワウソは日本中にいて天然記念物に指定されていましたが、数が減り続け、特別天然記念物、絶滅危惧種と指定が変わりました。しばらくは愛媛県宇和海側と高知県に割りと残っていて、愛南町御荘地区ではよくカワウソが見られたそうです。愛媛県の県獣にもなっていますが、密漁される事もあったらしく、ついにその姿を見ることはなくなってしまいました。

68.カワウソもなか

リアル系カワウソの形の皮種と包み紙です。程よい甘さの、少し固めの小豆餡が入っています。5個入りパックと8個の箱入りもあります。メディアで紹介されることもあり電話での通販に対応しています。道の駅みしょうでも販売しているようです。

カワウソは絶滅したようですが

愛南町には日本で唯一現存する紫電改の展示館があります。ゼロ戦に代わって開発された最新鋭の海軍の戦闘機で、紫電の改造型ということで紫電改だそうです。久良湾に沈んでいたのを昭和53年に地元のダイバーが見つけ、引き上げられたそうです。一部屋のみの展示館ですが、引き上げの様子や部品が展示され、上から機体を見られる足場があります。機体の前には鎮魂か平和の祈りか、折り鶴がたくさん添えられていました。

68.紫電改

展示館は入場無料で、何人か見学者が訪れていました。館内で関連商品が販売されており、旅の仲間は土産にとオリジナルキャップやTシャツを買い込んでいました。愛南のキャラクター、カワウソのなーしくんのタオルもありました。愛南はマリンレジャーの町で、道の駅ならぬ海の駅にはボートでやって来る人もいるようです。

この後、旅の仲間の希望で松山市の正岡子規記念館に寄り、湯築城跡から松山城を眺め、瀬戸の与島で休憩し、岡山市で一泊してオリエント美術館を見学し、この旅を終えました。今治には行かなかったのですが、いくつか最中があるので、いずれしまなみ海道から行こうと思っています。

カワウソもなか

梶原製菓 愛媛県南宇和郡愛南町城辺甲2671番地 0895-72-0372 日曜午後休 1個170円
愛南町役場から南へ250mほど。町の和菓子屋さんの雰囲気の店です。藻塩大福が評判で、河内晩柑の愛南ゴールドを使ったなーしくん最中もあります。予約しておいたのですが、行き違いがあったのか大量に用意してあってびっくりしました。あー、いいよいいよーと問題ない感じでしたが。駐車場は店の向いにあります。