子もちたこ最中:兵庫県明石市

子もちたこ最中

明石焼・玉子焼・卵焼き?

平磯灯標を見た後、明石海峡大橋を臨むコーヒーショップで昼食をとってから、次の目的地へ向かいました。神戸の隣の明石市です。明石のお土産で明石焼をもらうことがありますが、地元では玉子焼と言うそうです。タコが入っていないのは卵焼き。さらに明石焼という陶磁器もあるのです。ややこし。

明石海峡では2000年も前からタコ漁が行われていたそうで、明石ダコと呼ばれるこの付近のマダコは、豊富なえさと強い潮流で育つので味がよく、漁獲量も日本一です。タコ焼きや明石焼が有名になるにつれ、明石ダコの名も知られるようになっていったそうです。

子もちたこ最中

タコの形をしたこの最中は子もちたこ最中。中に求肥が入っており、子持ちと小餅をかけてあるのでしょうか。程よい甘さの粒餡、白餡、抹茶餡があり、求肥とのバランスもちょうどいいです。

子午線と明石城

明石市ではまず、日本の標準時を決める東経135度の子午線上にある、明石市立天文科学館を訪ねました。時と天体に関する展示を見学してから、展望室からの眺めを楽しみ、科学館裏手の子午線標識へ。通称トンボの標柱。子午線の標識は他にもいくつかあるのですが、古いものは位置が少しずれているとか。そしてトンボの標柱の隣には蛸壺塚があります。タコと蛸壺の供養の為に建てられたそうです。「蛸壺やはかなき夢を夏の月」松尾芭蕉の句が刻まれています。科学館ごしに明石海峡大橋が見えました。

蛸壺塚

さて次に訪れたのは「天守閣はない。ロマンはある。」でお馴染み(?)の明石城です。正直言って期待していなかったのですが、圧巻の石垣と美しい2基の現存櫓が!しかも姫路城より広いとか。今年が築城400周年という明石城は、今はきれいに整備された公園になっていて、市民の憩いの場として賑わっていました。「天守閣は・・・」を含め6種類ののぼり旗が面白いですよ。

子もちたこ最中

明植堂 兵庫県明石市桜町14-21 078-912-3600 不定休 1個160円
明石駅の南口から徒歩3分ほど。タコの他にも鯛やあなごなど明石の海産物をテーマにした和菓子がいろいろあります。2階は喫茶室になっています。明石駅のピオレ明石にも出店しています。