東海道の別道―姫街道
細江の街で銅鐸最中の店と間違えて入った店で姫様もなかを発見しました!その名の由来は、東海道から外れて浜名湖の北を通る姫街道です。江戸時代に浜名湖の渡しやチェックの厳しい新居の関所を避けて気賀の関所を通る女性が多く、大名家や公家の女性も利用していたそうで、姫街道と呼ばれるようになったとのことです(諸説あり)。篤姫もこの姫街道を通ったそうです。
大名家の女性用駕籠を模った最中で、包みには衣装を入れて運ぶ挟み箱が描かれています。程よい甘さの粒餡としそ餡の2種類がありますが、他の菓子を眺めていたら、常連らしき人がしそ餡を全部買い占めていってしまいました。また買いに行かねば。
長坂の旧道と気賀の関所
姫街道は隣の磐田市の見付宿から始まり、池田の渡しで天竜川を越えて北寄りに進み、気賀の関所を通って浜名湖を北に迂回し、本坂峠を超えて愛知県豊川市の御油で東海道に合流します。気賀の手前に旧道が残っている場所があるので行ってみました。今は県道として整備された姫街道の脇にある旧道は、老ヶ谷の一里塚からさらに細くなり車が入れない長坂へと続きます。こんな所を駕籠を担いで歩いたの?と疑いたくなるような急な坂は前日の雨で湿っており、滑らないよう気を付けて下りました。
こちらは復元された気賀の関所で、元の位置より少し西に建っています。案内所で通行手形を買うと入れます。着替え体験ができ、子供姫や侍、町娘、忍者などの他、おんな城主直虎や子供用の井伊の赤備え甲冑もあるようです。細江町では4月の第1土・日に姫様道中が行われ、90人の大行列が桜並木を歩き、腰元や奴衆の踊りも披露されます。来年から日程が変わるかもしれないので、行く前に確認を。
姫様もなか
外山本店 静岡県浜松市北区細江町気賀68-2 053-522-0172 木曜定休 1個129円+税
姫街道の気賀四ツ角信号を北へ100mほどのところです。銅鐸最中の外山製菓と間違えたのですが、親切に道案内してくれました。姫様道中では休憩中の姫様に姫様もなかを出すのが恒例となっているそうです。洋菓子の姫様スティックが一番人気のようです。店舗横に駐車場あります。